人は生まれてから人生の終えんを迎えるまでに、数々の祝事や行事を行いますが、その全ての祝事や行事に和菓子が関わっています。出生の時には「お赤飯」を炊いて祝い、満一歳には「誕生餅」。そして、「雛の節句」や「端午の節句」。また、「七五三」や「入学祝」・「卒業祝」。やがて大人になり「成人祝」や「結婚祝」。そして、家を新築「上棟祝」・「新築祝」。など、人生の節目には必ず和菓子は関わっており、人生を積重ね「還暦(60歳)」「古希(70歳)」「喜寿(77歳)」「米寿(88歳)」「卒寿(90歳)」「白寿(99歳)」などの「長寿の祝」にも和菓子(慶事用ギフト)は使われています。
そして、悲しい事ではありますが全ての人は、終えんを迎える時がおとずれます。その時にも「葬礼」「香典返礼」といった返礼物として和菓子を用い、また、祖先の供養「年忌」でも和菓子(弔事用ギフト)は使われています。
和菓子はまさに日本の伝統を伝える美味として、人の一生に大きく関わっています。 |